私の毎日は実験の連続である

色々な試行錯誤の記録。家事、育児、健康のことなど。

四十九日

先週末、四十九日法要のために実家に帰ると仏壇が用意されていた。

通夜葬式、戒名、仏壇仏具、納骨堂…それぞれにかかる金額をリアルに選ぶ側の立場で見てしまい、お金がかかるもんだなぁとしみじみ思ってしまった。

私は死んだら火葬だけしてもらって、遺骨は畑にでも撒いてもらえればそれでいいなと思う。

思い出されることもなくて良い。

残された人の負担にならないように、極力あっさりと消えたい。

でも祖母はきっと違うと思う。

かまってちゃんだったから。

実家を出てしまった私の普段の生活は、祖母が入院してても亡くなっていてもほとんど変わらない。

その事実がちょっと切ないのだけど…でもばあちゃんの血は脈々と受け継がれていて、母の振る舞いや面差しに祖母の影を見る。

 

母が

「ばあちゃんは仏壇に毎日炊きたてごはんあげないと怒るよねぇ。」

「納骨堂は上の段じゃないとダメって言うよねぇ。」(下段は少し金額設定が安い)

とか言うたびに私は「大変だっていいながら、結局ばあちゃんの言いなりだな。」とくすりと笑う。

こうやって祖母は、まだ私たちの日常に居座っている。

いずれは忘れられてしまうだろうけど、よくしゃべる娘や従兄弟の子たちを見れば祖母の血は確実に受け継がれている。

 

〈終わり〉