ファミコンが登場してTVゲームが浸透しつつあるなか、私は生まれた。
ゲームボーイ、スーパーファミコン、プレイステーション…他にもセガサターンとか色々あったのだが、どんどん新しいハードが発売され急速にゲームをする文化が広がっていき、子どもたちはゲームに熱中した。
私もテトリスやぷよぷよなどのパズルゲーム、ポケモンやFF・ドラクエなどのRPGを親に注意されながらプレイしていた。
我々は「ゲームをするとバカになる」と言われて育った世代であるが、今や大人がスマホでゲームをしている姿がそこかしこで見られる。
むしろお金に余裕があることで子どもたちよりも熱中しているくらいだ。
そしてなんと、高齢者のボケ防止とか手先の機能訓練など福祉の場でゲームが利用されるようになった。
変われば変わるものである。
そしてゲームをしてお金を稼ぐ「プロゲーマー」という職業が登場した。
eスポーツという言葉を聞いたことがあるだろうか。
"コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称"なのだそうだ。
色々なゲームの大会が開かれており、数億円単位の高額賞金が出るのだからすごい。
私がeスポーツを知るきっかけになったのは、夫がストリートファイターⅤの大会をネットで見ていたからだった。
やたら「ときどさん」「梅原さん」の話をしてくるので覚えてしまった。
(夫はどんな話でも将棋と鮎釣りの話に絡めてくる老人のような三十路だったのだが、最近はストⅤが頻出である。)
さらにはときどさんと梅原さんの著書を購入。
どちらも面白い本だった。
真面目でストイックな職人気質、夫が好きそうな人たちである。
そして最終的には、娘を説得して中古ランドセルを買わせ、新古品のPS4とストⅤを手に入れた。
もちろんコントローラーはデカいやつである。

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上のやつの中古を買って、さらに子ども用でこっち。
PS4対応のでっかいコントローラーが欲しかったようなのだが、予算の関係でちっちゃいのを買った。
自分がゲームをやり始めると、プロゲーマーの凄さが分かる。
凄い、というかもう「ここまで出来るのか」という領域。
私は今までスーファミのストⅡを少しやったことがある程度で、格闘ゲームやアクションRPGなどは難しいので避けてきた。
技術がなくても楽しめるゲームばかり遊んできた。
だからとても苦戦していて練習が苦しい。
ピアノの練習に近い。
毎日すっごく地道に練習して、でもつまらないし全然できるようにならなくて苦しい。
このまま練習していて自由に弾けるようになるのだろうか、どこまでいったら楽しく弾けるのだろう、そんなことばかり考えている。
そのうちちょっとずつ好きな曲を弾けるようになってくる。
それに近い感覚。
コンボの練習なんて全く出来るようにならないし、適切なコマンドを意図したタイミングで出すなんて不可能のように思える。
ただ、今回は子どもたちや夫と一緒に練習しているのが大きい。
これをひとりでやっていたら、耐えられなくてやめてしまうかもしれない。
なかなかゲームをしている時間がないのだが、課題が見えているのにやめてしまうのも悔しいので、もう少し続けてみようと思う。
〈続く〉
夫と子どもたちがゲームをしているとき私は大抵夕飯の後片付けや色々な家事をしていて、「なんでお前ら遊んでるんだよ!」と腹が立っている。
だから私はゲームをする時間が取れない。